猫はカガクに恋をする?

 

猫はカガクに恋をする?
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竹内薫+藤井かおり:著

インデックス・コミュニケーションズ
定価(税込):1,470円 ISBN:978-4-7573-0455-0

あらすじ

 密室だったはずの透(とおる)のマンションに、突如出現した灰色の猫。果たしてこの猫は化け猫か?それとも、現代物理学が生み出した量子の猫か?

 透の恋人、香鈴(シャンリン)と、若い友人の健史 (たけし)をも巻き込んで、シュレ猫エオウィンの時空を超えるハ チャメチャな冒険が始まってゆく!

 そして、透と香鈴の間に忍び寄る過去からの暗い影。香鈴の想いは、 透の心は、その影に打ち勝つことができるのだろうか?

 透は香鈴を守ることができるのか?二人にハッピーエンドは訪れるのか?シュレ猫エオウィンの活躍に、乞うご期待!

「ちょっと待ってくださいよ。僕の出番、少なくないですか?」
 健史が、やや不満げな顔で呟く。

「仕方がないじゃないか。今回、健史は脇役なんだから。物語の彩りと 考えればいいじゃないか」
 透が応える。

「彩り、って言うより、刺身のツマ程度に思えるんですけど」

「そんなこと、ない。健史サン、頑張ってる」
 香鈴が慰めるが、健史は納得がいかないようである。

「まあまあ、そう言うなよ。もし続編でも出た時には、もっと活躍の場も増えるから」

「本当ですかぁ?」

「本当だよ、なあ、香鈴」

「そうよ、きっと大活躍よ、健史サン」

「だといいですけどねぇ。続編が出れば、の話ですけど」

「ま、そこは神のみぞ知る、ってところだな」

「何だか、心もとない話ですねぇ」

「仕方ないだろ、俺達が本を売って歩くわけじゃないんだから」
 と、いうわけで、皆さんどうか、応援よろしくお願い申し上げます!!

解説

 第一章 第二章 第三章 第四章 第五章 第六章 第七章



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